richan no blog*

りちゃんの日常

アンサンブルコンテストを見守った親の話 前編

 

子供のアンサンブルコンテストが

ひとまず区切りがつきました。

 

 

結果は銀賞

吹奏楽の中で銀賞といえば

喜べないのが事実です

 

 

ネットでの結果発表だったので

各々携帯の前で何度も吹連のHPに

アクセスしたり、右往左往

 

 

そして、運命の時間

22時56分

遂に更新されたHPを目の前に

子供たちが一斉にグループLINEで

通話を開始します

 

皆で一緒に結果を見よう

 

朝からフル回転だったので

既に眠い子もいましたが

皆の気持ちはひとつでした

 

結果を開いて、皆が泣きました

自分たちだけ銀賞だった

その事が悔しくてたまらなかった

先生にも申し訳ない

 

ただ、この子達は

自分たちに自信のなかった子達です

「自分たちなんて…」と

先生からへっぽこと呼ばれたチームです

 

それが、少し外部の先生との亀裂が走った時

その先生が次来る時に

「うちらあれからうまくなってるし、見返してやろう!」と言えるまでになって

(その後、顧問の先生のおかげで亀裂はおさまっております)

結果が出た時は「悔しい」

そんな事まで思えるほどに成長をしました

 

予選の時「金賞・代表」の文字を見て

「え、これ騙されてない?」

「マジ?」

と、なかなか信じなかったほどの子供たちです

 

それが、悔しいと涙を流せるまでに

精一杯頑張ってきた証の涙を見せました

 

 

我が子を含む男の子も、堪えきれず

涙を流していました

 

あ、なんで分かったかと言うと…

 

発表後、顧問から

「僕の力不足です。申し訳ありませんでした」

と連絡が来たのです

明らかに落ち込んでるし、どうしたらいいのか

こちらもオロオロするほどでしたが

 

「皆、眠れそうですか?」と聞かれたので

「携帯越しに落ちてる子が数人います」と伝えると

「まだおきてる子供がいるんですね」

「この電話をその電話に近づけてもらえますか」

と言われ、寝てしまった息子の携帯をかりて

起きていた二人に

「先生から電話くるけど、話せる?」と聞いて

私は2台の携帯を持ちながらスピーカーにして

先生と生徒の話を聞いていました

 

 

リーダーは、もう話せないくらい泣いてしまっていて思い出して書きながらも泣けるくらいだったんですが

ちょいちょい男の子の方がミュートになるなぁ…と、思ったら…聞かれたくなかったんですね。泣いていたそうです。

 

先生からは

「俺の力不足です。本当に申し訳ない」

「ただ、コンテストは点数をつけなければならないけれど間違いなく俺の中では金賞だった」

 

「君たちの頑張りを1番近くで見てる俺が言うんだから間違いない」

「今回は銀賞という結果だったけれども、それは点数上の事であってそれ以上に大切なことが沢山ある」

「君たちのチームワークは日本一だ」

 

〇〇(リーダー)ありがとな

〇〇(男の子)ありがとな

 

「明日部室で会おう、待ってるから」

「約束だぞ」

 

もっと長かったんですが割合しまして…

 

8人で吹けないなんて嫌だ

考えられない

明日部活行きたくない

学校行きたくない

 

そんな言葉が子供たちから聞こえてきていたので、事前に先生にはお話をしてあったんですよね。

 

先生と寝る約束をして、電話を切りました

(私も涙ダーダーでした)

 

保護者の方から無事眠りました

と連絡をいただき

その日は私も息子と一緒に寝ました

 

 

続く